タケシタヨウコスタイル
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閉店のお知らせと回顧する
<閉店のお知らせ>

昨年10月に、別府駅北高架下商店街にオープンした、Yoko Takeshitaのお店は、今年の10月一杯で閉店します。
別府現代芸術フェスティバル混浴温泉世界と同時にオープンした試みは、とてもよい経験となりました。
なかなか開ける日が少なかったけれど、多くのことを学びました。


竹下洋子は、20代前半から半ばまでの絵描き時代に、やり残しておいた絵画が、たくさんあります。
湧き出てくる絵画的造形的要素がたくさんありすぎて笑、整理できず、
絵画制作に集中できずとっ散らかってしまってました笑。

そのとっ散らかりたちは、おおきな箱にそのままバサリととりあえず入れておいて、20年間眠らせておいたのです。

その頃、私は悩んでました。
「もっと同時代に生きる、特に女性たちと、私のつくるものが出会う環境を早くつくりたい」と思い、
自然に編み物ー服というアプローチへ移行しました。

『編みの服を人々が纏うことにより、絵画が、街へ出かけて行き、
世界中へひろがる絵画インスタレーション』をテーマに、ニットブランドYoko Takeshitaを展開し、
セレクトショップやギャラリィにて発表し販売してきました。
今、20年の月日を得て、この展開は、継続しながらも、20年前にやり残した絵画制作を、
絵画おもちゃ箱をひっくり返して再び始めます。

そのためには、外へのひろがりよりも、内側へ、深く、集中し向かう時間と空間が必要です。

私は、別府のお店を閉じ、新しいアトリエ空間で絵画制作と、
街へ広がる纏う絵画(ニット、テキスタイル)制作に集中します。

今年の秋から冬にかけても、これまで通り、各地のギャラリィやセレクトショップで、
Yokoの新作を発表する予定です。

絵画作品の発表は、もう少し先になるでしょう。20代に湧き出たテーマが、今の私をわくわくさせる。



「洋子ちゃんの絵って、おんなごころをくすぶるね」。

22歳の芸大卒業制作展で、従兄弟の奥さんに言われた言葉。
その評価が一番嬉しかったのかもしれない。今の私の仕事は、その言葉から始まったといってもいい。

私は、同時代に生きる女性たちと、感性のもっとも敏感な部分で繋がりたい。
そしてそれぞれの女性が持つ、繊細で豊かでユニークなところと響き合って、
その人の周辺にも、さまざまなキラメく粒子をふりまいてほしいな。

Yoko Takeshitaの服も絵も、それが大きな目的のひとつかもしれない。