タケシタヨウコスタイル
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肌景色ー編みと描く
昨年2014年は、音楽のドローイングをたくさん制作しました。
ピアノ、チェロ、ギターなどのソロ演奏を聴きながら、奏でられる音そのものを、
線、点、面、色彩に変換して描いて行く。

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その集合が、画面上で、音の空気漂う心象風景のようでもあり、ストレートな楽譜のようでもあり。

私が20代初め頃から描いてた絵画の根底にずっとあるものは、風景のようなものだと思っています。
もともと現実的に出会った風景そのものではなく、絵画的要素で新たな風景を生み出すこと。

それがずっと、私が自ら探求する「絵画」だったのかもしれない。

テーマは、まだまだおぼろげにゆらいで行くと思うけれど、たぶん、いつもそのまわりを優柔不断にふらついているような、、。

新しい風景をうみだすきっかけは、音楽でもほかの事象でもなんでもいいのかもしれない。

その時々の、私の琴線に最も敏感に触れるものであれば。

またさらに、絵画は、絵肌そのものであると思う。
見る人にとって、触覚的にアプローチしてくるものが必要。

私はそれを、「肌景色」と言っている。
24歳からの絵画のテーマでもある。

2014年秋冬シーズンのニット作品のテーマは、まさに「肌景色」そのものでした。
ビームスのInternational gallery BEAMSのメンズと、10年ぶりにコラボレーションしました。

P1010163.JPG

2015年2月2日~7日まで、いつもお世話になってる、東京南青山ギャルリィワッツで、
これらの「編みと描く」の新作を発表します。
詳しくは追って、ここでお知らせいたします。

2015年の竹下洋子の制作活動は、編むことと描くことをいったり来たりしながら、
ゆらゆらと優柔不断の海原に漂っているのかもしれません。
でも、それはたぶん、絵画という本質を探し求める上での私なりの在り方であると確信してます。

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

竹下洋子