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娘の作文
湯布院へ向かう途中の塚原高原は、大好きな場所です。
ここに来ると、野生の鹿になった気分?
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今は現在小6ですが、小5の三学期に、マラソン大会の作文を授業でたまたま書いたのが、
よく出来ていたらしく、担任の先生からの勧めで国東市の作文コンクールに出しました。
ありがたく優秀賞をいただきました。

親バカ承知で下記に紹介しますね〜。

マラソン大会 

私は、マラソンが好きではありません。毎年この時期になると、ゆううつな気分になります。
そもそも、なぜこの時期にやるのかが不思議でたまりません。ですが、このような気持になるのは、
その時だけのことであって、走り始めるとそんなことは忘れてしまい、
走り終わった時は、気分がリフレッショできます。

今年もその季節がやってきました。12月から練習を始め、とちゅうで練習をはさんで、一月の二十日に、
本番がありました。学校のある日は、ほぼ毎日のように練習をしました。

本番がせまっているある日、先生が言いました。
『マラソンの速い、おそいは関係なくて、自分のタイムを一秒でもちぢめるのを目標にがんばろう。』
その時私は、今までずっと、『おそいとはずかしいから。』といい、前よりも自分のタイムをちぢめるということは、
あまり気にしていなかったのだと気づきました。

その日から私は、少しでもいいからタイムをちぢめていこうと、前よりももっとがんばろうと、決心しました。
日を重ねていくにつれて、どんどんタイムがちぢんでいくのが、私のゆううつだった気分をはらしてくれました。

私がマラソンをするのが好きではなかった理由は、もう一つあります。それは、マラソンを走る時期です。
一月はとても寒いので、走る前に体がふるえて、不安もいっしょにこみあげてくるし、空気がかんそうしているので、
少しでも口で息をすると、つめたくてかんそうした空気が口の中に入り、息苦しくなります。ですがその代わり、
体はぽかぽかと温まります。

練習を毎日のようにしていると、自分なりのコツがつかめてくるのが分かります。そのコツとは、まずカーブになると、
少しスピードを落として走り、その時に、体力を少しだけためて、カーブのないまっすぐのときに、
最初と同じペースにもどしつつも、速めたりして、良い感じに調節をします。
二つ目は、最後の一周のときのスピードです。ラストスパートをかけぬける時は、なぜか力がわいてきて、
速く走れるようになります。ゴールをぬけた時の私のまわりには、きっと、花がたくさんさいているでしょう。

本番の一日前の日、練習がありました。その日は、目をつむらないと走れなくなりそうなほどかんそうした風が強くふいていて、とてもきつかったり、すぐに息切れしたりしました。なので、今まで落ちることなく、ずっと上がり続けていたマラソンのタイムは、本番前日に、落ちてしまったのです。その時私は、「明日は絶対に風が強くなりませんように。』と、祈りました。

本番当日、私は、「いよいよだな。」と、思いました。今までで一番いいタイムを出せるようにと願いました。
「位置について。」
私の心ぞうの音が速くなる。
「よーい。」
すばやく心の準備をして、
「スタート。」
その合図で、みんなはいっせいに走り出しました。私は、少しずつスピードを上げながら、一周、二周と、同じペースで走っていきます。四周目では、息切れがはげしかったけれど、ここまで来たからには、最後まで走り切らなければと、必死の思いでかけぬけました。

いよいよ最後のラストスパートにとうたつしました。そのじてんで私は、がむしゃらに走っていました。
ゴールをぬけた時、「私は走りきったんだ。」と、幸せな気分になりました。タイムも今までとかなりの差をつけた、
最高記録になっていたので、うれしくてたまりませんでした。

ですがきっと、来年のマラソンの時期になると、またゆううつな気分になってしまうことでしょう。

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三泊3日の出張かあ帰って、添削しようかしらと思ってましたが、既に遅し。提出してました。

私は娘とおなじ歳の頃は、読書よりは外遊び、作文も、心と言葉がなかなか手を取り合うことができず、
文章コンプレックスがありました。それに比べると、娘はいがいと、心と言葉が仲良しです。

学校の作文以外で、ノリノリで一気に書いた文章の方が、もっと面白く、キラリとしてますが、
こういう機会をいただき、文章に自信を持てたことが、何よりもありがたいと思います。

以前、娘が、作曲のレッスンのときに、詩を書いていて、
「見た目は静かだけれど、心の中はけっこう激しいの」という意味の告白文をみつけました。

心と言葉、これからも娘の成長と一緒に、見習って、私も成長したいものです。